Life-Explore ~人生を探求しよう~

心と身体を健康に保つためには、運動・食事、そして心の栄養が大切だと考えます。

ビール腹の原因が「寂しい」という感情?

何とも不思議なタイトルですが、とても面白い体験だったのでシェアしたいと思います。

まず、今回こういう思考回路に至ったのは運動指導者として「機能解剖学」の知識がある程度あること。

機能解剖学は、関節が動く方向とそれに関わる筋肉についての知識です。

それに加え「分子栄養学」の知識も少しあること。

分子栄養学は「必要な栄養素の量は個人差があるよね」という考え方をベースにした学問です。

例えば同じ20代女性でも、現役アスリートとデスクワークをしている方では、必要な栄養素の量が異なることは何となく想像ができるかと思います。

栄養素のこちらで学べます→

www.bunshieiyou.com

そして、コミュニケーションについての知識があったこと。

特に、ケーラーコミュニケーションジャパンが主催する「PCM(Process Communication Model)」を土台とした知識が役立ちました。

www.kcj-pcm.com

この3つの分野の知識が合わさり、今回のタイトルに至ります。

では、なぜか?を紐解いてみましょう!

 

●母のビール腹問題

あるクライアント様とのセッション中、何気ない会話の中で「私のお母さん、ビール腹なんですよ」と言われていました。

その方自身、別段肥満でもなければお腹が出ているわけでもありません。

それに「お母さんは太っていない」と聞いていたので、自分の中で「ん?」と少し引っかかったのです。

そもそもですが、姿勢がある程度整っていてお腹だけ出ているのか、腰を反っている姿勢のためお腹が出ているように見えるのか、これは全くの別問題です。

本当にお腹だけが出ているのであれば、食事制限やウォーキングなどのアプローチが必要です。

しかし、実際に見ていないので何とも言えませんが、よくよく話を聞いていると恐らく「腰を反っている状態」を「ビール腹」と認されているようでした。

ただ、何でそんな姿勢になったのか?を考えた時、「腰を反る」という状態は「背中が緊張している」とも言い換えることができます。

常に背中が緊張しているということは、常に背中の筋肉が収縮しているということ。

このような身体の状態は、交感神経優位で呼吸が浅いことが多くあります。

この状態を分子栄養学的に考えてみると・・・・

睡眠中に「歯ぎしり」「歯の食いしばり」が起きることがあります。

●交感神経優位なので、性格は「せっかち」かもしれません。

●コーヒーや紅茶など、カフェインを多く摂ることが交感神経優位につながっているのかもしれません。

そこで、上記3点を聞いてみると見事にビンゴでした!

この時点でお客様からは「何でお母さんのことがそんなにわかるんですか!?」と大変驚かれていました。

 

となると、夜間低血糖という状態であることが考えられます。

睡眠中は絶食ですから、血糖値が一定のレベルより下がっても食事で糖を補給することができません。

そのため、興奮系のホルモン(アドレナリンやコルチゾール)が分泌され、血糖値を回復させようとします。

興奮系のホルモンが分泌されるということは、交感神経が優位な状態です。

その結果、睡眠中の歯ぎしりが起こるのです。

 

●自分のことを大事にしてもらいたい

また、「うちのお母さん、普段は物静かなクセにお酒を飲むと人が変わったように攻撃するんですよ」と。

アルコールの摂取によって、肝臓が血中に糖を放出しにくくすることがあります。

これを「アルコール性低血糖」と呼びます。

つまり、このお母さんはお酒を飲むことで夜間低血糖を引き起こしているのかもしれません。

 

さらに。

「お酒をやめられない」「カフェインなどの刺激物を欲する」という状態は、PCM的には「ハーモナイザーのネガティブな心理的欲求」です。

PCMではヒトは誰でも6つの性質を持っているとするのですが、その1つが「ハーモナイザー」です。

この性質のキーワードは「思いやり」「温かさ」「調和」「心地よさ」といった感覚的なことです。

この性質にストレスがかかり続けると、上記のようは行動に出ます。

それを一言で表すと「寂しい」という感情で言い表すことができます。

「あなたのことが大切だよ」

「あなたのことを気にしているヒトはいるんだよ」

ということを実感できると、ハーモナイザーの人は満たされます。

もしくは「温泉に入る」「風通しの良い場所に行く」「気持ちが安らぐ場所を作る」といったことでも満たされます。

そこで、「お母さん、温泉や風通しの良い場所が好きではないですか?」と聞くと、

「そうなんです!家では真冬でも窓を少し開けて、必ず窓の近くで風に当たっています!温泉も大好きです!」と。

ここまで来れば、このお母さんはハーモナイザーの性質が強く、そこにストレスがかかっている状態だといえるでしょう。

 

つまり。

お母さんは、他人の喜びが自分の喜びだと思えるし、お互いがお互いに気を配れれば世の中は穏やかだという風に見ています。

でも、それを阻害するような出来事によって自分の心地よさが奪われ、その結果としてアルコールやカフェインの摂取が多くなったのでしょう。

そして交感神経優位の状態となり、夜中に歯ぎしりをしたり、背中の筋肉が緊張することでビール腹のように見える姿勢になっていった。

こんな流れだと考えられます。

だからお母さんのビール腹(に見える姿勢)は、お母さんが感じている「寂しい」という感情をクリアにしてあげることで解消されるはずです。

そして「お母さん、いつもありがとう」って伝えてあげてくださいといって、その日のセッションは終了しました。

実際は5分くらいの会話ですが、ココロとカラダはつながってるし、ココロが整えばカラダも整うんだなと改めて感じた出来事でした。

 

 

●池田幸平(NSCA-CPT:米国公認パーソナルトレーナー):

プロフィール→大阪のパーソナルトレーナー|池田幸平 - ファーストクラストレーナーズ

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