さて、入院生活2日目。
1日目の様子はこちら→入院生活1日目 - Life-Explore ~人生を探求しよう~
病院は21時消灯なので、21時に看護師さんが電気を消しに来ました。
「電気消しますね」
とパッとドアを開けてそれだけ言って去っていった。
ものの2・3秒かな。
「はーい」などとこちらから返事をする暇もなく(笑)
まぁ「イチイチそれぞれの患者の様子を気にするのも大変だろうなぁ」と思いながら読書灯に電気をつけてしばし読書。
多分22時くらいには読書灯を消したと思うけど、寝癖がつくのが嫌でぐっすり眠れず。
自分の腕で腕枕をしてみたり、枕に頭の乗せて両手で頭を支えてみたり、色々しているといつの間にか寝ていた。
6時くらいに目が覚めて、早速読書。
そんな1日のスタートだった。
来客あり
朝食を終えて再び読書。
看護師さんが検温に来たり、PTさんがリハビリの時間の確認に来たりするものの、基本的には誰とも会わないし話すこともない。
すると突然部屋をノックされドアが開いた。
「池田さん、差し入れです」と。
一瞬何のことか分からなくて「へ??」となったんだけど、面会ができないからスタッフの方が代わりに持ってきてくれたんだとすぐに理解する。
それにしても誰が来たんだろう・・・と思って来訪者のメモを見ると、後輩トレーナーだった。
家から1時間くらいかかるはずだし、病院から次の予定の場所まで1時間半くらいかかるはずなのに、わざわざ足を運んでくれた。
差し入れは果物だった。
わざわざ来てくれたことは嬉しかったけど、同じくらいビックリもした。
ビックリした感情の中には、突然の来訪に驚いたということと、それだけ自分のことを慕ってくれているんだという思いとが混在していた。
彼が入社した時、僕は彼にかなり厳しく接していたし、僕に声をかけづらいほど怖かったと思う。
研修期間も終えある程度独りで仕事ができるようになってからは、ざっくばらんに話すようになったけど。
それでもわざわざ1時間も2時間もかけてお見舞いに来てくれるだなんて。
本当にびっくりしたし、嬉しかった。
一気読み
昨晩消灯後から読んだ本は「流浪の月」
様々な方がレビューを書かれています。
みんなのレビュー:流浪の月/凪良ゆう - 推理・ミステリー:honto電子書籍ストア
昨晩は1時間ほど読んで寝ましたが、今朝はまさに「一気読み」でした。
どうしてこんなにもヒトの心を動かす、動かすというよりは揺るがすことができる文章を書くことができるんだろうか。
自分はこんな文章を今は書けないな・・・と、プロの作家さんを前に何だか悔しくもなりました。
登場人物の心の動き、起こる出来事、それぞれの立場、常識、理想、幸福、死生観、交流、孤独。
自分が生きている社会でも起こることや感じることだけど、それは自分の人生であって、自分以外の人はその人の社会を生きていて。
自分のルールを他人に押し付けることはできないけど、だからといって全てを共有できるわけもなく。
ヒトやモノがそこにあるということは「名前」を通して存在を確認することができるけど、例え「名前」がなくても確実に存在しているモノはある。
それを他者には理解されないかもしれないけど、自分がその存在をきっちり握りしめていれば良いのかもしれない。
本の内容も、 10年前ならなかなか理解されなかったかもしれない。
日本では元号が令和になり、昨年からの新型コロナにより社会の多様化が加速度的に進み、年功序列の終身雇用も崩れ、世界が大きな転換点にある今だからこそ心に強く響くのかもしれない。
たくさんの方に読んでいただきたい本でした。
今日の食事
朝ごはん
昼ごはん
晩ごはん
いつも、だいたいこの2倍から3倍は食べてるな(笑)
献立表を見ると、この3食でタンパク質が60gくらいだからやっぱり足りないよなぁ・・・。