最近、解剖学の勉強にハマっています。
いや、もっと前からハマっとけよ・・・って感じですが(笑)
トレーニングの世界では「機能解剖学」なんて言いますね。
「肘を曲げるためには力こぶに力を入れる必要がある」みたいな感じです。
関節を動かすためには、この筋肉が動く必要があるよねっていうことです。
暗記パンが欲しい
筋肉って骨にくっついてるんです。
骨は成人で206個あって(赤ちゃんはもっと多いですね)、筋肉は500を超えると言われています。
我が家の本棚にも骨・筋肉・内臓の解剖学の本は並んでいます(しかも何冊も)。
で、解剖学って完璧に「暗記科目」なわけです。
どの筋肉がどの骨にくっついていて(しかも骨の真ん中についていたりする)、どっちの方向に向かってついていて、関節をどの方向に動かすか・・・っていう。
「江戸幕府初代将軍は誰ですか?」って聞かれたら「徳川家康」一択じゃないですか。
でも。
「肘を曲げる筋肉は何ですか?」って聞かれたら・・・
「上腕二頭筋」
「上腕筋」
「円回内筋」
「長掌筋」
とかってなるわけですよ。
しかも、実際に触れるかとか、奥のほうにあるから触れないとかなってくると、、
「え、これ全部覚えて意味あるん・・・」ってなっていくんです。。
絶対トレーニングをする人は機能解剖学を知っていた方がトレーニング効果も上がるし、指導者側であればいわんやなおです。
知ってて当たり前。
なんですが、僕も含めて、サラッとは知っているけどそこまで深く知らないという人もいると思います。
特に病院でリハビリを担当したり、スポーツ現場で怪我の応急処置をしたりということがないフィットネスの世界には、僕みたいな人が多いような印象があります。
暗記パンより必要なこと
他人を頼る
で、今まではそれで良かったんです。
ただ、この1年くらいで増えてきた相談があります。
・自分でYouTubeなどを見ながらトレーニングをしているけど結果が出ない
・治療院に何回か通ったけど痛みがぶり返す
・よりトレーニング効果を出したいけど、あまり重たい重量は使いたくない
といった内容の方が増えてきました。
基本的に「頼まれごとは試されごと」だと思っているので、これは自分がアップデートしていかなきゃいけないってことなんだなと捉えていました。
自分自身の指導スタイルで、重たい重量をガッツリ使うということはあまりありません。
もちろんベンチプレスのMaxを上げたいという方もいらっしゃいますので、そうった方には高重量のトレーニングを実施します。
でも、健康増進・ダイエット・運動不足解消といった内容であれば、自分の体重やある程度の重量のダンベルがあれば事足りるからです。
もちろん、様々なトレーニング方法を組み合わせてメニューを考えるわけですが。
そして上記のようなご依頼に応えようとすると、どうしても今まで以上に「機能解剖学」の知識や応用が必要になります。
本を取り出して覚えようとするんですが、これがまぁ眠くなること眠くなること(笑)
で、1年くらい前から実際に触診をしたり、皮膚にペンで筋肉を描いてみたりするワークショップに参加し始めました。
もうね、全然わからない。
笑っちゃうくらいに。
自分の勉強不足を棚に上げて、
「本とちゃうやん!!!!」
ってなるんです。
それでも地道にやってきて、そこで習ったことが少しずつ自分の既存のお客様にも還元できるようになってきたんです。
自分で体験する
特に膝の周りに対するアプローチや、下半身のエクササイズに対するアプローチは確実に以前と変わりました。
特に最近面白かったのは「ヒップアップをしたい」という女性のお客様。
それまで、1年以上も他のパーソナルジムに通っていて、バーベルを担いでスクワットをしたり、お尻に効果的とされるトレーニングを重たい重量でされていたそうです。
そして少し腰や膝に違和感を覚えてトレーナーに相談したところ「仕方がない」で片づけられたそうで・・・。
いや、そう言うトレーナー側の気持ちもめっちゃわかるんですけど、やはり痛みを最小限に抑える方法やケアの方法などをお伝えするべきだと思うんですね。
そして、たまたま僕のところに来られたのが約半年前。
それからほとんど体重やチューブ、軽いウェイトを使う程度ですが、以前履いていたパンツではお尻のポジションが合わなくなったというほどにお尻の位置が上がってきました。
さらに、扁平足(土踏まずがない)気味だったのが、土踏まずができてきたんです。
もちろん、重たい重量を使っているわけではないので腰や膝への負担も少なく、むしろ適切にお尻の筋肉に負荷をかけられているので、腰痛や膝痛の予防になっています。
そういった件が何件か続いて「あ、機能解剖学ってこうやって活かしていくんだ」と納得して、それから今はその勉強が楽しくなっているところです。
やはりなんでもそうだと思いますが「自分で経験する」ということは、何よりも強い動機づけになります。
僕がアプローチしたこと
で、「何をやったん?」って話なんですが。
立つときやスクワットのような屈伸運動をする時に「立方骨」に体重を乗せるということを重点的に練習してきました。
ざっくり言えば、カカトの小指側です(赤丸、もう少し前が良かったですね・・・)。
これが意外とできていない人が多いことに気づきました。
そりゃ知らないと気付かないんですが。。。
スクワットのような屈伸運動をする時に、内くるぶしの方に体重が乗ってしまっているとダメですよということです。
「つま先と膝の向きを揃えましょう」
「カカトの重心を移動させて」
とはよく使う指示なんですが「カカトの外側に」というところまでは今までお伝えできていなかったなーと。
パーソナルトレーニング・ボディメイク|南森町店 - ファーストクラストレーナーズ
上の写真は、かなり極端にやっていますが、スネの部分を意識的に外にひねるようにしています。
まずこうすると、カカトの外側に体重が乗りやすくなり、これだけでお尻が締まる感覚を得られる方もいらっしゃいます。
そこからさらに、片足で立ってみます。
当然、片足で立つとなるとバランスをとる必要があります。
バランスをとるためには、重力に対して真っ直ぐ立たなくてはいけないですよね。
そのバランスが安定する場所が「立方骨」なんです。
こういったポジションをとる練習をして、スクワットなりなんなりお尻周りのエクササイズをしていくと、軽い負荷でも十分に効果を感じることができます。
そんな機能解剖学を学ばせていただいているのは、大阪の八尾でスタジオを構えられている岡本さん。
大阪八尾市のパーソナルトレーニングジム|HPI 八尾店|八尾市・東大阪市|パーソナルトレーナー
とにかく「痛みの改善」や「身体を最適な状態に戻す」といったことのスペシャリストです。
オンラインセッションも可能だと思いますので、よろしければHPをご覧ください。
そして僕が契約しているファーストクラストレーナーズ。
フィットネス業界がコロナで大打撃を受けている中、おかげさまでこの秋に4店舗の新規出店をしています。
完全予約制で個室でのプライベートトレーニングスタジオ。
大阪市内を中心に、神戸・京都・奈良にスタジオがあります。
・ガッツリ重りを使ったウェイトトレーニング
・体重を利用した効率的なトレーニング
・心拍数を上げて汗をいっぱいかけるカーディオトレーニング
・健康診断でドクターから運動を勧められた
様々なご要望に様々なトレーナーが対応させていただきます!
気づけば10月も1週間が経過しました。
今年も残すところ3ヶ月弱。
ぜひ本格的な寒さを迎える前に、身体を動かして免疫力を高めて冬を迎えましょう!!
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●慢性的に膝や腰の痛みあって薬には頼らず改善したい
●猫背を正して姿勢を良くしたい
●なるべく食事制限は少ない中でダイエットをしたい
●とにかく疲れやすいのをなんとかしたい
●朝起きた時から既にしんどい
そんなトレーニングや日常生活のことまで、ご相談を承っています。
まずはお問い合わせください→→こちら 。
●池田幸平(イケダコウヘイ)
●NSCA-CPT(全米公認パーソナルトレーナー)/分子栄養学認定カウンセラー
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