先日、お客様との話の中で話題が『高血圧』になりました。
会社の同僚の方が高血圧と診断され、降圧剤(血圧を下げる薬)を飲んでいるとのことで、『何で血圧ってあがるんですか?性格も関係ありますか?』というお話でした。
血圧の公式
血圧は『心拍数 × 1回拍出量 × 末梢血管抵抗』で求められます。
心拍数は、1分間に心臓が拍動する回数です。成人の場合、70台~80台が一般的です。
1回拍出量は、心臓が1回『ドックン』と収縮した際にどれだけの血液が心臓から送り出されるかというもの。
だいたい60ml~130mlといわれ、おおよそ70mlと言われています。
ですから、1分間に心臓から全身に送られる血液は70回×70ml=4,900mlとなり、だいたい5,000mlの血液が全身をめぐっています。
これを『心拍出量』といいます(心拍数×1回拍出量)。
次に、末梢血管抵抗。
そもそも血圧は、血管の壁にどれだけの力(圧力)がかかっているのかを測るもの。
その血管の壁が固いのか柔らかいのか。
もちろん壁が柔らかければクッションが効くので血液はスムーズに流れますよね。
それと、その血液そのものがネバネバしてるのかサラサラしているのか。
当然サラサラしている方が血管の壁にかかる圧力は少なくなりますね。
そして血圧の公式が掛け算である以上、基本的にいずれかの数値が上がれば、血圧は上がることになります。
心拍数が上がる時ってどんな時?
運動をする時はもちろんのこと…
『上手くできるかなぁ…』と緊張した時。
『何で予定通りいかないんだよ』とイライラした時。
『私ばっかり頑張って周り人は全然何もしてくれない』なんてプリプリ怒りっぽい方も、交感神経優位になり心拍数が上がります。
だから、そういった性格の方は血圧が上がりやすいかもしれませんね。
身体を動かすメリット
ウォーキングやヨガで日常生活より少し心拍数が上がる運動は、その運動中に多くの血液を全身に送るために血管を拡げます。
当然、運動を終えると血管の太さは元に戻ります。
この血管の拡張・収縮作用が血管壁の弾性を取り戻します。
運動中には運動開始前より血圧が上がり、運動を終えると運動開始前より血圧が下がります。そして時間の経過とともに元にもどります。
これを繰り返すことで高かった血圧が正常値に近づきます。
食習慣を見直すこと
もちろん、血液そのものの粘性を低くすることも大切です。
ここは、運動より食習慣が大切ですね。
・油っこいモノを控える。
※揚げ物のみならず、パン・ケーキ・クッキー・クリームetc…等にも油は多く使われています。
・肉より魚を摂る。
※魚などに含まれる不飽和脂肪酸は、血栓を溶かす役割があると言われます。
・1日に1,500ml程度の水を摂る。
※そもそも水が無いと流れようがありません。
このあたりが重要になります。
高血圧になりやすい傾向
つまり、高血圧になりやすい特徴をめちゃくちゃザックリまとめると…
・歩かない
・油っこいものや甘いものが好き
・イライラしやすい
といったところでしょうか。
治すためには真逆にすれば良いですね。
ですので、運動習慣や食習慣を見直さずに薬を飲んでいるならば、根本的には治っていかないということになります。
『血圧が高めと言われたら…』みたいなCMが幾つかありますよね。
良いと思いますよ、そういった商品を使ってみることも。
ただ、運動や食習慣を見直した上で使うことが効果的なのではないかなと思います。
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思い立ったが吉日!
善は急げ!
ちょっと気になるなーという方は、まずウォーキングから始めてみましょう!
※『高血圧』かどうかの判断は医師しか行うことができません。
医師に判断を仰ぎ、治療計画をたてましょう。
もちろん、そうなる前に予防することが大切です。
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●池田幸平(イケダコウヘイ)
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