Life-Explore ~人生を探求しよう~

心と身体を健康に保つためには、運動・食事、そして心の栄養が大切だと考えます。

栄養ドリンクで元気になるのか?

あかんやつ

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先日、普段は全く口にしない「エナジードリンク」をいただいて飲んでみました。

飲み終えた直後から心臓はドキドキするし、変な汗はでてくるし、妙にテンションあがるし、直感的に「命の危険」すら感じるレベルでした。

よくトレーニング前に飲んだり、眠気覚ましに飲んだりする方がいらっしゃるようですが、本当にやめた方が良いと思います・・・。

 

でもめっちゃ売れてる

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でも、昔から形を変えてそういった「栄養ドリンク」ってありますよね。

「24時間働けますか?」から「ファイト一発」まで。
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さらに最近では「エナジードリンク」ですよね。
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こんなに種類があるんですね・・・。

色んなメーカーが色んなドリンクを出していて、バカ売れしているそうですね。

2019年の1年間で、約2,000億本、売上にして約459億円となっています。

(ソースは→こちらより)。

その市場は右肩がありで伸びているようです。

では、エナジードリンクって何が入っているんでしょうか?

レッドブルの100mlあたりの成分。
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エネルギー46kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物10.8g、ナトリウム80mg、ナイアシン3mg、パントテン酸2mg、ビタミンB6が2mg、ビタミンB2が0.09mg、ビタミンB12が2μg(マイクログラム)、アルギニン120mg、カフェイン32mgといった成分が入っています。

 

モンスターの100mlあたりの成分。
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たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物13g、ナトリウム78mg、ビタミンB2が0.7mg、ナイアシン8.5mg、ビタミンB6が0.8mg、ビタミンB12が1~6μg、L-アルギニン125mg、D-リボース125mg、高麗人参82mg、L-カルニチン29mg、カフェイン40mg。

 

なんのこっちゃという感じですが(笑)

上記の成分を見ても、特徴的なのはビタミンB群ナイアシンも含みます)、アルギニン、カフェインの3種類のようです。

意外だったのは、ビタミンB1が入っていないことです。

 

両者の栄養的特徴

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ビタミンB群には、どんな働きがあるのでしょうか?

両商品に共通する栄養素を見てみましょう。

ビタミンB2

主に脂質をはじめとする三大栄養素代謝に働きます。

「発育ビタミン」とも呼ばれ、細胞の老化を遅らせたり再生を促します。

また動脈硬化発がん性物質の分解を促進します。

不足すると、「だるい」「疲れやすい」「貧血」「口まわりの炎症」「眼精疲労」などの症状として現れます。

ビタミンB12

神経や血液細胞を健康に保ち、DNAの生成を助けます(葉酸の働きをサポートします)。

貧血の一種であり「疲労」「体力低下」を引き起こすとされる「巨赤芽球性貧血」の予防にも役立ち「造血ビタミン」とも呼ばれています。

不足すると「だるい」「疲労感」「食欲不振」などの症状として現れます。

ビタミンB6

タンパク質をはじめとする三大栄養素代謝に働きます。

また、精神安定のためのホルモン生成に大きく関与しています。

不足すると「だるい」「疲れやすい」「皮膚炎」「イライラする」「落ち着かない」「貧血」等の症状として現れやすいと言われています。

ナイアシン(ビタミンB3)

糖質や脂質の代謝に働きます。

皮膚や粘膜の炎症を防いだり、二日酔いの軽減、神経症状(うつ等)の改善に役立ちます。

不足すると「皮膚炎(ペラグラ)」「不安」などの症状がでやすくなりますが、日本では不足することは考えにくいと言われています。

 

ここまでを見てみると、ビタミンB群の働きとして「だるさ」や「疲労感」に対して効果がありそうです。

 

摂ってないのか使いすぎてるのか

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摂っていないのか?

では、普段の食事でビタミンB群を摂っていないのか、もしくは必要以上にビタミンB群を使っているということなのでしょうか。

ビタミンB群は、基本的に動物性食品によく含まれています。

特に上記の栄養素に関しては、レバーや鶏肉・赤身の魚・貝類等ですね。

皆さん、これらを食べてますか?

意外と食べていないって方が多いんじゃないでしょうか?

ということは、そもそもビタミンB群の摂取量が少ないのかもしれませね。

「豚肉なら食べてるぞ!」

という声も聞こえてきそうですが、豚肉に多く含まれるのはビタミンB1です。

もちろん大事なんですが、エナジードリンクには含まれていないので割愛させていただいております。

 

使いすぎているのか?

上記の中にも記載しましたが、基本的にはビタミンB群の多くは三大栄養素代謝に関与します。

三大栄養素とは「糖質」「脂質」「タンパク質」です。

こんな食生活をしていませんか?

朝食:パン・コーヒー。もしくはスムージー(野菜ジュース)のみ。

昼食:パスタランチでパンおかわり自由。もしくはサラダ中心。

夕食:ご飯は控えめでおかず中心。

間食:ドーナツやチョコレート

特に女性にはこのようなパターンが多いのではないでしょうか。

これではビタミンB群は消耗しきってしまいますし、何よりタンパク質が足りません。

また、血糖値が安定せずイライラしたり睡眠にも悪影響が大きいです。

 

恒常性

パンやパスタ、白米、ドーナツといったいった食事は血糖値を急激に上げます。

身体は一定の状態を保とうとしますから、急激に上がった血糖値は急激に下げようとします。

これを「血糖スパイク」とか「グルコーススパイク」と言います。

そして、それが起こった結果、身体がどう感じるかと言えば「何だかしんどい」「妙に眠い」「ダルイ」といった感覚です。

つまり、ビタミンB群不足の感覚につながるわけです。

結果、ビタミンB群を摂れば元の状態に戻れる

エナジードリンクを摂れば元気になった「気がする」

→「めっちゃ効くやん」ってなるから食生活はそのままで、エナジードリンクを買う

→カフェインには中毒性があるからやめられなくなる

→でも体調が本当によくなってるわけではない

→実は身体は不健康になっていく

 というスパイラルにはまっていくわけですね。

エナジードリンクを飲んだから元気になったんじゃありません。

そんな気がするだけです。

 

 

 アルギニン

アルギニンには「成長ホルモンの分泌を促す」「免疫力を高める」「体内でのアンモニアを解毒する」等の効果があると言われています。

特に「運動時に疲労感を引き起こすアンモニアを抑制する」という働きが期待できるようです。

 

カフェイン

コーヒーは、適切に摂取すれば、がんを抑えるなど、死亡リスクが減少する効果があるという科学的データも知られていますが、カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。

長期的な作用としては、人によってはカフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています。

カフェインの過剰摂取について:農林水産省

ということで、カフェインを過剰に摂取すると、まさに僕がなったような症状が起こるわけです。

心拍数の増加・高血圧のリスク増大ということは、心臓に悪影響だということです。

また、カフェインの摂取により疲労感が軽減される、感じにくくなるという報告もあります(→こちら)。

つまり、カフェインを摂ることで疲れを感じにくくすることはできるけれども、それは「疲れがとれているわけではない」ということです。

 

 

まとめると・・・

エナジードリンクを飲んだから元気になるわけではない。それは疲れをごまかしているだけ。むしろ、心臓へのリスクが大きい。

・「疲れやすい」「ダルイ」という感覚があるのなら、エナジードリンクを飲む前に食事を見直すことが先決。動物性たんぱく質を摂ってるか?

・じゃあコーヒーなら良いのかというと、そういう問題でもない

  

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池田幸平(イケダコウヘイ)

●米国公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)

●野菜ソムリエ

●中高保健体育教員免許

パーソナルトレーニングや食事・栄養相談は随時承っております→お問い合わせ

※対面でのレッスンは大阪市内の提携スタジオにて実施いたします。

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